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診察待合室で

はじめて心療内科の門を叩いたとき、
「こわいひとたちがたくさん来ていたらどうしよう」と
正直に思いました。

目が合ったらからまれるのではないか? とか、
おかしなひとに家までつけられたりしたらどうしよう? とか。

わたしも相当な色眼鏡を持っていたものです。

実際の待合室の風景ときたら、
ふつうの病院と何もかわりありません。
会社の昼休みを利用して来ている雰囲気のひとも多く、
むしろからだは健康なひとたちですから、
見ためには、心の病で苦しんでようとは、想像できません。

通院することにも慣れ、
待合室の面々をこっそりと観察する余裕ができると、
しかし、ひとつ、気がつくことがあります。

みなさん一様に、
とても実直そうでまじめそうで、
こころのやさしそうなひとたちに見えるのですが、
やはり気力が足りていない感じ、
「生きることへの欲望」が発散されていません。
風に吹かれて細々とゆらぐろうそくの火のように。

申し訳ないのですが、率直に言えば、
「ぱっとしない」感じです。

そして、自分もそのひとりなのだな、と
たまに気が滅入ることがあります。

街を歩いていて、ふとショーウィンドウのガラスに映る自分は、
まさにこの「ぱっとしない」顔をしていて、愕然とします。

わたしが病前の、もっともとり戻したいことはまさしく、
いきいきと魅力的な表情です。

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おちこむことorz」カテゴリの記事

コメント

だいぶ昔、耳鼻科に通院していた頃、
同じフロアに心療内科があって、待合室というかイスが共用でした。
当時は、心療内科が何者なのかよくわからず、患者さんの区別ももつかなかった。
ストレス性の胃酸過多だったので、もしかして、ここへ通えばよくなるのか?なんてのんきに考えてました。

自分を冷静に観察できる余裕がでているということは、
ちょっとづつ回復してるってことかな。

投稿: みか | 2007年10月 2日 (火) 18時14分

>みかさん
そうですね、心療内科って、
ストレスからくる内科の体調不良を治すところかと思っちゃいますよね。
いまのわたしにとっては、毎週の通院はけっこう重要事項です。
10分だけでも先生と話すとすごく安心するので。
……でも、早く卒業はしたいですけどw

投稿: nikita | 2007年10月 2日 (火) 22時31分

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