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2007年11月

診察室での所作、そして薬の飲み忘れなど

今日の診察で、ふと気づいたこと。

「nikitaさーん、診察室へどうぞ。」

そう呼ばれたときのわたしはといえば。

バッグ2つにマフラー、コートを待合室のソファに置いたまま
マガジンラックの前に立って雑誌をむさぼり読んでいました。

ささっと雑誌をたたんでもとの場所にしまい、
大荷物をパッと抱えると、
小走りで診察室へ。
そして声色も明るく、「こんにちは。」

そんなわたしの一連の動作、
主治医の先生も観察していたでしょうか?
わたしは、いましがたの自分の動作に意識を留めて、
ふと考えました。

こんなにきびきびと、一点の曇りもない所作。

それは夏ごろのわたしと比べると、
明らかに別人のように思われます。

あのころのわたしは、
足を引きずるように、のそのそと、
そしておずおずと診察室へ入っていっていたような気がします。

主治医の先生になにを聞かれても、
答えるまでにずいぶんと時間をいただいていました。
それ以上に、先生のほうからなにかを切り出さないと、
なにも話せないような感じでした。

いまは至って「ふつうのひと」として、
先生と対峙しているように思います。

尋ねられたことにも当意即妙といった感じですし、
なにより、話すスピードがぜんぜん違う。

先生、これが本来のわたしです!

■それから、本日の備忘録

最近、うっかり薬を飲み忘れることが多く、
治療に支障をきたすのではないかと相談したのですが……

薬の飲み忘れは、病気がかなりよくなっている証拠だそうです。

多くのひとが、症状がかなり軽くなると、こうなるのだそう。

もちろん、これは褒められたことではないですし、
飲み忘れはないに越したことはないのですが。

しかし、お医者さんってすごいです。
こんなちいさなサインから、
いろいろな状況を理解するのですね。

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肩に鉄の塊

職場復帰してもうすぐ4週。
実はある症状に悩まされています。

わたしはもともとマッサージ師も驚くほどの肩こりなのですが、
その重症さ加減がここ最近、加速度的に進んでいます。

オフィスのデスクが悪いのだと思い、
椅子の高さを変えたり、
パソコンの置き位置をずらしたり、
また、作業しながら首を回したりしているのですが、
そんな小手先の工夫は焼け石に水、とばかりに
なんの効果も示してくれません。

肩には鉄の塊を入れたよう、
手首をひねれば「アイタタタタタ……」、
ときには椅子に座り続けることすらままならなくなります。

ひどい肩こりもウツ病の一症状と言われているようですが、
これはいまのデスク環境のせいなのか、
ストレスのせいなのか、判定がつきかねます。

これも併せて、明日の診察で報告しなくては。

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恋したいモード

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かれこれ1年以上、恋愛していないわたしですが、
そもそもウツ病となってからは、
出逢いを求めるというよりも、
恋愛アレルギーに陥っていました。

恋愛だとか、異性に対して、
興味を失うどころか、
汚らしい! 触りたくない! 考えたくない!
と激しい嫌悪感を抱くようになったのです。

わたしが分析するには、理由はこのようなこと。

恋愛、とは子孫を残すことに繋がる行為。
でも、ウツ病になってしまったわたしは、
食欲や睡眠など、生存に必要なファクターに支障が出てしまい、
ひとつの生命体として、
自分自身が生命維持の危機に陥った。
そのため、残されたわずかなエネルギーを
自分の存続へ全投入するために、
いのちの繁殖に繋がる恋愛を、
生存プログラムから一時的に消去した。

なんて。
でも、あながちまちがっていないと思います。

だからこそ、こころのエネルギーに余裕の戻りつつある最近は、
自然と恋愛への興味も再燃してきました。

でも当然、まだまだエネルギー不足なので、
実行に移すことはなく、興味本位にとどまっていますが。

それに、いまのままの体重では自分に自信もなく……
まずは抗ウツ剤減量→体重も減量→パートナー探し
と、段階を踏んでいかないと。

だけど、ウズウズ。
来年は、のびのびとしたステキな恋愛がしてみたい!

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むくむくともたげる不安

今週、ちょっと調子が悪いです。

しごとをしていてもどうしても身が入らず、
いろいろ工夫してみるのですが、
どうしても頭がぼーーーーーっとしてしまう。
夜、帰宅すると、もうぐったりで、
起き上がるのもつらくなるほど疲れています。
そのくせ、やっとの思いで就寝の支度をしている内に
頭が冴えてきて、
なかなか寝つかれません。
朝の寝起きも、ずんぐりと重い感じ。
これから会社に向かう道のりが、
遠く、遠く、気の遠くなるほど遠くに感じられます。

↓こんな症状を呈してから、はっと思い当たることが。

http://ameblo.jp/n19711030/entry-10056969561.html

いわく、元気になったからといって
規則的な生活を壊して夜更かししたり、
無理をして遊んだりすると、
せっかくよくなっていた症状が逆戻りすることがあるらしいのです。

引用させていただいたブログの筆者は、
たった1回の夜遊びのせいで、
気の毒なことに
翌週ずっと、勤務に支障を来たしてしまったようで……

もしかして、わたしもその兆候が?

先週のダンスパーティでの飲みすぎが悪かった???

不安です。(でもこわくて先生に報告できないカモ……)

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そのあくる日

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朝の空気がピリっと澄んだ季節になりました。

けれど、日ざしはまだポカポカやさしくて。

そんな通勤の道のりにピッタリな曲が、これ。
大萩康司「そのあくる日」。

息切れするほどあわただしい朝の時間。
ちょっぴり会社に行くのがしんどい時。
きもちがなんとなく沈みがちで、
下を向いて歩くような日。

そんなときでも、ふしぎとこころがしんと落ちついてくる、
ステキな作品です。
よい1日のスタートが切れそうな気がして。

夏の昼下がりに聴いてもピッタリなのに、
こんな初冬の陽だまりにも、しっくりくる。

この作品を収録したアルバム「Cielo」は、
前の職場でもヘビーローテーションな一枚でした。
せかせかとヒートアップするこころが、
自然と瞑想するように静まっていきます。
でも、確かな情熱も隠し持っていて、
奏者の息遣いがすぐ側にまで迫ってくるよう。

名盤です。

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一夜明けて

ダンス・パーティーから一夜明けた今日。

ウツ病患者にはご法度の「飲みすぎ」、
完全に破ってしまいました……
いままでのペースでふつうに飲んだだけなのに、カンペキな二日酔い!

頭はガンガン、
昨日の楽しかった記憶も断片しか思い出せなく、
ふと鏡を見ると、
顔はパンパンにむくみ、
首筋はいままで見たことないようなやつれ加減。

なんだ、この首筋! これが年齢というもの?!?!

お酒はたしなむ程度に、ほどほどに。
これ、ぜったいの不文律です。

でも、ウツ病患者だって、たまには愉しみたい。
健康なひとと、同じように。
そういう権利、わたしにも、あるよね?

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シャル・ウィ・ダンス?

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今晩は、ダンス教室主催のダンス・パーティ。

ドレスコードも、あります。
10年前に北京でオーダーメイドしたチャイナドレスでお出かけしました。

スマートな会話、
スマートなダンスの誘われかた、
スマートな踊りかた、
スマートな社交を少しでも経験できたかな……?

とにかくは、
知らないひとたちのなかで、
臆さず、疲れず、リラックスして、
楽しい時間を過ごすことができました。

こんなシチュエーションを楽しめるだけの、
こころのエネルギーが戻ってきたことも、
きちんと確認しました。

ダンス、お上手ですねって言われちゃった!

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初冬の午後

すっかり冬模様の週末がやってきました。

ここのところしごとばかりだったので、
ひさびさに家でダラダラ。

今日はこころにも余裕をもって、
植木の水やりも、ていねいに。
わたしのかわいい下宿生ちゃんたち(ハーブの鉢)をじっと見つめてみる。

こんなにピリリと寒い陽気が続いたのに、
ペパーミントやイタリアンパセリからは順調に新しい芽が芽吹き続け、
ローズマリーはこぼれるような花を咲かせ続けています。
なんてかわいいんだろう!

ふと外に目をやれば、
庭の柿の木はまるまると太った実を実らせ、
ぷくぷくに膨らんだスズメたちがその実をついばみに来ています。
「こっちの実のほうがおいしいよ」「そっちは渋柿だよ」なんて
けんめいにおしゃべりしながら。

どこか遠くから、香ばしいたき火の匂いが漂ってくる。

いつか旅した、山深いネパールの冬を思い出しました。
街のあちこちのほこらに芳しいお香が焚かれて、
こうして乾いた匂いを放っていたっけ。すこしたき火に似た匂い。

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お部屋で育てている小さな盆栽も、
そろそろ紅葉してわたしを喜ばせてくれないかな? と
晩秋を味わうこんな日も、なかなかに幸せです。

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もう少し、現状打開

毎朝、早くにきちんと起きて、
てくてくと職場に行き、
1日何かをして、きちんと1日を終える。

そんな当たり前のことが、目下のハードル。

今月はアルバイトで職場復帰を果たし、
とりあえずそのハードルは越えられそうな様子。

現在のしごとはウェブのニュース配信なのですが、
作業としては、ひたすら機械的にニュース原稿を書いて、
1日のニュースをアップロードしていくこと。これ1本やり。
それ以外のやっかいなものは一切なく。

復職できたことそれ自体には満足だけれど、
このままずっと、長く続けていかれるしごとでもない。

次はもっと大人らしい、社会人らしいしごとを
どう見つけ、どう手に入れるか。
これが次のハードル。

昨晩の彼女のことばを倣って、まずは自分にできることから。

ただのニュースを配信するだけではつまらないので、
テーマを決めて、小さなシリーズ記事を書いてみました。

そうしたら、小さな現状打開が。

ニュース配信先のYAHOOから、
このようなシリーズ記事を今後も継続して配信できないか?
と、問い合わせが来たのです!

というわけで、
今日はあわてて5本の企画を何とか揃え、先方に提出。
さらに上司の指示。これから月1本のペースで連載をすることに。

与えられたしごとだけではなくて、
この職場なりにできること、これからいろいろ試してみなきゃ!

なんだかこの先にすこしだけ展開がありそうな予感がして、
ささやかながらにうれしい1日でした。

今日で3週間のお勤め達成☆

今週末は、ひさしぶりに、ゆーーーーーっくり休むぞ!!

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まだまだ進める

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前の職場の同僚とひさしぶりに会いました。

こんな病気をもらってしまって
ちょっとヘビーな職場だったけれど、
彼女にはほんとうにいろいろ助けてもらったものです。

わたしがうつ病を発症して職場でパニックになった朝、
彼女が病院にいくことを勧めてくれ、
わたしははじめて自分の病気を疑ったのでした。

それから7ヶ月。

ほとんど回復を見せたものの、
もう以前の自分には戻れないとうちひしがれているわたしに、
賢明な彼女はいろいろとことばを尽くして勇気づけてくれました。

すべて失ったように見えるいまからでも、
これからはじめられること、
これから得られることは、まだまだある。

いま現在の自分にできることから
コツコツと取り組んでいれば、
掘り下げたぶん、広い選択肢が待っているって。

まだ、いまからでも、充分にできることはある。

改めて言われてみると、
ダメなことなんて何もないように思えてくる。

そんな帰り道の夜空は、
いつのまにかすっかり冬空になっていて、
澄んだ空気にくっきりと星がまたたいていました。

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薬局で思い出した

薬をいただきに薬局へ寄って、
ふと思い出しました。

病気になってすぐのころ、
注意力だとか判断力だとかが、
ふつうのひとには想像できないくらい、
弱くなっていたこと。

それで、薬局にいても、
「nikitaさん、お薬できましたよ」という呼び出しが、
まったく聞こえていないことがありました。
何で呼ばれないんだろう? って
1時間以上も待っていたり。

そのほかにも、
乗らなければいけない電車と反対方向の電車に乗ってしまったり、
すぐ目の前に来ている特急列車に気づかず、見過ごしてしまったり。
自分ではこれ以上ないくらい、注意しているのに、
どうしても失敗してしまう。そんなことが多かったです。

いちばん怖かったのは、鏡のある場所。
建物のなかで鏡張りの部分があると、
どこがほんものの空間で、
どこが鏡のなかの空間なのか、
わからなくなってしまうのです。
たくさんの鏡が合わせ鏡になっているお手洗いなんて、
まるで迷路に入ったみたいで、
前にも後ろにも進めず、立ち尽くしてしまっていました。

もう二度と、あんな思いはしたくない。

だけれど、自分のこの性格を変えない限り、
また将来、同じ病気になるってことも考えられるわけです。

考えたくないけれど、考えなくてはいけない。

ほんとうに、うんざりします。

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100日め

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今日はブログをはじめて100日め。

どこまで続くのかわからなかったブログですが、
いちおうここまでは毎日書き溜めることができました。

このブログをはじめる前、
まだ病気の症状が顕著だったころは、
毎日が書くべきことでいっぱいだったのですが、
これを書くことができるいまは、
逆にウツ病らしいことがあまり書けていないような気がします。

長く続けたいとは思いますが、
このブログをおしまいにするときが、
ウツ病を卒業するときでもあると思うと、
その日が待ち遠しくもあったりします。

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香りの記憶

お部屋を掃除していたら、
ふと目に留まったのがとある香水の瓶。
買ったのはもう、4年も前になる。
使わないようになって、もう2年以上になる。

思わず手にとって、つけてみました。

香りの記憶って、ほんとうに力を持っていて、
わたしを一瞬にして、当時の空気に引き戻してしまう。

この香水は、少し年齢を重ねた男性向きのもの。
わたしにとってはいわくつきの香水で、
当時、ふられてしまった彼の部屋を最後に訪れたときに、
バスルームに置いてあるのを見かけたのです。

彼に捨てられてしまい、
悲しくてたまらなかったわたしは、
会いたくても会えない彼のかわりに、
この香水を身につけることにしました。
これを使い終わったときに、もう彼のことは忘れようと。

そしていま、
長らく閉めっぱなしになっていたこころの引き出しが、
いくつもいくつも開いて、
あのころのいろんなきもちが、甦ってきます。

ほんの少しのなつかしさと甘さ、ほろ苦さ……

でも、こころはふしぎと落ちついていて、
なんだか彼に守られているような、
彼がいまでも見守ってくれているような、
そんな気分になりました。

これから、こころがくじけそうになったときに、
また身に着けてみようかな、とうっすら思いました。

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これぞ、ウツの入門書!

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ウツ病患者なら誰でも知っているのではないかな?
バクハツ的に売れた名著「ツレがうつになりまして。」。

コミカルにやさしく描かれているけれど、
実態はとてもハードだったと思われる、
著者のだんなさまと著者の二人三脚の闘病記です。

かなりつらい局面が続きますが、
辛抱強く、やさしく、明るく、愛を持ってだんなさまと接する
著者のたくましさには、ほんとうに頭が下がります。

さて、同じ病気を患う者としてこの本を読むと、
あちらこちらのディテールで「そうそう、そうなのよ!」と
共感できる部分多々あり、なのですが、
わたし個人としては、リアルに描かれているだけに、
イライラするところも多かったです。
(それだけ鋭く描かれている良著ということです)

自分でもよくわかっているのですが、
ウツ病患者ってとてもセルフィッシュなんです。
ほんとうにもう、自分のことしか見えていない。
自分が存在し続ける、ただそれだけのことに、
こころのエネルギーをめいいっぱい使ってしまうんです。
だからしかたのないことではあるのですが、
周りの人のことまで考えられないんですね。
もちろん、「申し訳ないな」というきもちも確かに存在して、
引き裂かれるような思いでいるわけですが、
だからといって、それを行動で示すこころの余裕がないんです。

わたしと同じく、この本の登場人物も同じ。
周りの家族はさぞかしたいへんだったろうと思うと、
申し訳ないな、自分ってダメなヤツだったな、
と自分と重ねてイライラしてきてしまう。

世の中にはウツ病に関する書籍はたくさんありますが、
この本は病気のことを知らない人ひとでも、
わかりやすく、楽しく読めると思います。

もしも、周囲の理解を得られずに苦しんでいるウツ病患者のひとがいらしたら、
この本をそっと渡してみるのも、いいのではないかと思います。

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復職後、初の診察

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ここ最近はみるみる力が湧いてきて、体調もよくなるばかり、
どこも悪いところが見当たらない。

今日は2週間ぶり、しごとをはじめてから初の診察日。

元気な報告ばかりがぽんぽん飛び出してくるわたしの、
その発言を、主治医の先生は100%の事実とは受け取っていない様子。
さすがプロです。
主治医の先生はわたしを諌めるようにいろんな角度から質問を投げ、
わたしが自分自身、気づいていなかった
自分のほんとうの状況や、本心をひきだしてくれる。

そんななか思わず、
自分の口から出ていた言葉に自分でびっくり。

「わたし、もうもとの自分に戻れるとは、まったく思っていません。」

自分のなかに不安とか、自信のなさとか、あきらめとか、
そんなネガティブな思いが、気づかぬうちに潜んでいる。
いえ、気づいてはいるのかもしれなくても、
それを見ないふりをしているのかもしれない。

そう考えてみれば、
いまの自分はあらかた元気とはいえ、
まだどこかで、こころや頭に障害を抱えていることにも気づきました。

とても元気だけれど、
それは以前の自分とはもう、完全にちがう自分になっているということ。

診察の後、ひさしぶりに、涙がにじんできました。

そういえば、以前は診察のたびにやりきれなくなって、号泣していたっけ。

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ちっとも体重なんて減りやしない

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「しごと復帰したら、気疲れもあって体重は自然に減ってきますよ」

たしかに主治医の先生はそう言ったはず。

それに、通勤は行きも帰りもひとつ手前の駅で降りて、
せっせと歩いているんです。

けれど、なのに、
しごとをはじめて10日、
体重なんて1gたりとも減りはしません!

先生の、うそつきーーーーー!!

でも、食欲が減らずにいられるということは、
病気の状態としては喜ぶべきことなのですけれどね。

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わたしはとっても恵まれている

同じ病気のかたのブログだとか、BBSだとか、
ふだんはあまり見ていないのですが、
今日、ひさしぶりにmixiのコミュニティを見ていて愕然としました。

うつ病患者の多くのひとが、
家族に、友人に、恋人に、
理解のない冷たいしうちを受けているものです。

わたし自身は理解のない職場には苦しみましたが、
家族や友人にはとても恵まれています。
家族は多くを詮索せず、
黙ってあたたかく見守ってくれています。
友人は、病気のわたしを特別扱いせず、
つかず離れずで同じく見守ってくれています。

理解のない職場はサヨナラすればおしまいですが、
サヨナラできない家族や友人に邪険にされたら、
どんなにつらいことか。涙が出そうです。

そしてわたしは、とっても恵まれています。

この世界のどっかの片隅で、
病気を理解してもらえず苦しんでいる方たちを思いながら、
自分の幸せを噛みしめながら、
みなさんと一緒に闘っていきたい。

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ヨガに開眼したい

風のないところに点るろうそくが、
その炎を揺らすことなく燃え続けるように、
どんな困難にも動じることなく、
いつでも静かで、いつでも平和で、
いつでも健康で、いつでも幸せでいられるもの。

ヨガってそういうものなのだそうです。

そして、からだとこころを一体に繋げること、
同時に、からだの存在を忘れること、なのだそうです。

これは、
からだ(=即物的なこと)に縛られずに生きる、
ということなのかな? と、わたしは解釈をしています。

ヨガを習得したら、うつ病どころか、
とても幸せな人生が待っていそうです。
とても本質的な、幸せが。

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わたしはうつ病ではないのですか?

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うつ病患者の間では有名と思われる、
とある精神科の先生が開設されているサイトを見て、
愕然としてしまいました。

いわく、
うつ病と称してサイトを運営しているひとのほとんどが、
実際はうつ病ではないのです。と。

それでは、このブログを運営しているわたしも、
ブログを運営する元気があるくらいだし、
ほんとうはうつ病なんかじゃないってこと?

わたしはうつ病の治療をはじめてから数ヶ月の間、
自分に対して常に同様の疑問を持っていました。

「わたしは病気なんかでなく、
ただ仕事から逃げたいだけではないか?」
「わたしはいつも自分に甘えてばかりだから、
病気だなんて診断されてもかえって都合がよかったのではないか?」
「これは単なる甘え、単なる怠けであって、
その気になれば、病院になんてかからなくても立ち直れたのではないか?」
いつもこんな思いに揺り動かされていました。
主治医の先生にも、何度となく同じ疑問をぶつけました。

病気・・・病気じゃない・・・・・・
幾度もこの間を迷いながら、
やっと自分の病気を受け入れられるようになったのは、
夏を過ぎて、症状がだいぶ落ち着いたころでした。
このブログをはじめられたのも、そんなころです。

この先生のおっしゃることも確かに間違いではないのでしょうし、
ネット上でのご自身の発言には重々責任を持たれ、
熟慮されてている方とお見受けするので、
彼の発言は事実として信用していますが、
それでも、かなり傷ついたのは否めません。

わたしも、もう一度、主治医の先生に、聞いてみようかな……?

「わたしはほんとうに、うつ病なのですか?」と。

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ガリガリ働いています!

日曜日の今日も取材のしごと。
病気のひどかったころを髣髴とさせるように、
知らず知らずに早くなる呼吸。動悸。
深呼吸と抗不安剤でなんとかおさえながら、
無事に取材を終えました。

少しずつ、少しずつではあるけれど、
冷静さをもってしごとができるようになってきている気がします。
ほんとうに、少しずつですが。

帰ってくると、まるで重い風邪を引いたような
ひどい疲れに襲われました。
ちょっと危ないと思い、2時間ほど仮眠。
夕食をとって、1時間半ほど原稿執筆。

やればこなせてしまうので、
ちょっとオーバーワーク気味になっています。

このパターンを来週、もう1回。
主治医の先生に報告したら、怒られるだろうな。

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ネガティブを表現すること

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このブログにも何度となく書きましたが、
わたしはこの病気になってから
周囲の人はおろか、家族にさえも、
「元気がない」「いままでとちがう」と
言われたことがありません。

他者から見ると、
とても元気を失い、常軌を逸しているようには見えないらしいのです。

つらいことをつらい、
いやなものをいや、
できないものをできない、
そういったことをきちんと表現できるように、
と主治医の先生に言われてはいるのですが、
無意識のうちに表面を取り繕ってしまう悪い癖は、
そうそう簡単に直るものでもありません。

闘病を綴ったこのブログにも、
ふり返れば、日々の不健康なこもごもをあまり書けているとは言えず、
毎日遊んで楽しく暮らしている、
ふつうの日記になっている節もあるような。

これではこのブログの存在意義は失われてしまうのですが、
どうもきれいにまとまりすぎている。

愚痴や弱音ばかりになってしまっては
あとから読み返すのもしのびないものですが、
もっともっと自分のこころを詳細に観察して、
真実を綴ることができるようになりたいものです。

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小さな復帰第1週、終了

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月曜日の初日には、とても1週間勤まるとは思いませんでしたが、
無事、復帰第1週の勤務を終えることができました。

しごとは遅いですし、
午後3時になると集中力も途切れてくるし、
ポカミスも連発していますが、
まずまずのできです。

この小さな復帰がどこまで長続きするかは別にしても、
やっぱりアクションを起こしたのはよかったと思っています。
いまのフェーズとしては、
大事を見てとどまっているよりも、
ちょっと負荷をかけて動いていたほうが
元気になってくる気がしています。

備忘録として、
ひとつ気になることは、
夜寝ている間に必ず2、3回は目が覚めてしまうことでしょうか。
早朝覚醒というのはうつ病の典型的な症状なので、
若干、気にとめておく必要があるとは思いますが、
いまのところ緊張感もあって
それほど寝覚めは悪くはないので、
いちおうよしとしておきます。

さて、日曜日の追加仕事に備えて、
今夜はたっぷり寝だめです。

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いきなり緊急事態、発生!

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毎日、会社へ行くだけでふらふらというのに、
追い討ちをかけるように、やってしまいました……

わたし、頼まれたことはどうしても断れない質。

先月いっぱいでクローズしたはずのしごとの案件で、
急遽追加取材を依頼されたのです。
しかも、2回も。

取材をするのは週末なので、できるでしょう、
というのが先方の言い分ですが、
取材をするには事前の準備があり、
取材後に原稿を執筆し、
その後、永遠に終わらないとも思われる修正作業が続きます。

いまのわたしには、体力的にも精神的にも
これはとてもタフな状態です。

それなのに! それなのに!
なんで引き受けてしまったのだろう!!

こんな病気になると、
「自分は誰からも必要とされていない。何の役にも立っていない」
そんな思いに始終、さいなまれるのです。

だから、どんなちいさなことでも、
頼りにされるということがとてもありがたく、
それがこころの拠りどころにもなるのです。

自分のきもちを表現できず、他人にあわせ、
こういう無理を重ねることは、
うつ病にとって、ほんとうに悪いことなのですが、
学習を知らないわたしは、
また同じ事を繰り返してしまいました。

無事に乗り切れるか、神に祈るのみです。

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わたしとしたことが、大失敗!

3

今日は復帰3日め。

ぐったりと疲れながらも、それなりにしごともこなし、
食欲も猛然としてあるし(あれれ?)、睡眠もまあまあ、
テレビを見てもちゃんと笑えるし、
抗不安剤も使わないですんでいる。

ココロ状態、あぶない兆候なし。

……と思っていたら!

この3日間、いえ、それ以上、
大事な3人の下宿生(ハーブの鉢)に
水をあげるのをすっかり忘れていました!

お水がだいすきなミントの葉は、
しおしおに萎れてしましました……orz

こんなカンタンな毎日の日課も忘れてしまうなんて、
やっぱりどこかで気が動転していたみたいです。
かわいそうに、今晩はたっぷり、たっぷり水をあげておきました。

明日の朝、ハーブたちが元気になっているかどうか、
出勤前に忘れずにチェックできるかが、大事な肝です。

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とにかく、あたためること

先週、旅先の軽井沢で持病のアレルギー症状に見舞われ、
持ち合わせの薬がなかったため
現地の薬局に飛びこんだときのこと、
店の薬剤師さんから、いろいろと講釈をいただきました。

いわく、アレルギーというのは
糖尿病や動脈硬化などと同じく、
生活習慣病のひとつと考えられるそうです。

そして、ほとんどの生活習慣病は
「からだを冷やす」悪習に端を発するとのこと。
運動や半身浴はもちろんのこと、
食生活でも十分に注意が必要だそうです。

からだを温めるための食生活とは:
1)飲みものは通年すべて、あたたかいものにする
2)水や果物など、冷蔵庫から出したばかりのものを口にしない
3)糖分由来のものは口にしない
4)乳製品は胃腸を冷やし、免疫を下げるので口にしない
5)年間、360日は和食(ごはん×味噌汁×野菜×魚)をとる

現代病のアレルギーを「生活習慣病」と位置づけるのなら、
さて、うつ病はどうだろう? ということで
書籍をめくってみると、こんな本がありました。
やはりうつ病というのも、
「冷え」と無縁の病気ではないようです
北欧や東北地方などの寒冷地にうつ病が多いことからも、
その説にはうなづくところがあります。
また、以前に生活習慣病予防士のかたから、
「抑うつ症状の改善にじっくり湯船に浸かってあたたまること」
を勧められたこともありますから、
わたしはあながち一面的な情報ではないと思っています。

いずれにせよ、うつ病を経験したひとなら、
からだとこころが非常に密接に繋がっていることを
身をもって経験していることと思います。
少なくともわたし自身は、そうです。
からだの改善がこころも癒す、ということは、
あり得るのではないかとわたしは考えています。

上記の5つを守るのは簡単なことではありませんが、
できるところから試してみようかな、と思っています。
成果が出たときにはまたこのブログでご報告いたします。

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復帰、この後どうなる?

小さな復帰1日め、なんとかお勤めを終えたものの、
心身ともに疲労困憊。ダンス教室もお休みしてしまいました。

前任者からの引継ぎ時間が限られているのはわかるけれど、
いちどきにいろいろと言われると、
ほんとうはとても簡単なことだったとしても、
いまのわたしは混乱してしまいます。

時間が経てば当然、慣れるだけのキャパシティはあるので、
これは大きな問題ではないとして……
うーーん、
病状がどうこうというのとは関係なく、
この会社、会社自体に問題多々あり。

せっかくよいリハビリの場を確保したのに、
とりあえず試用期間の2週間をやり過ごしたら、
また新たな候補地を探さねばならない予感です。

そんな徒労感でぐったりする初日の夕べです。
(これからしばらくは毎日のブログ更新もままならない模様)

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薬の変更中止とダイエットの関係

抗うつ剤(アモキサン)の副作用による
食欲&体重増加を訴えたところ、
主治医の先生が、今後は別の薬で代替することを
考えてくださっていたようなのですが、
次週からアルバイト勤務をはじめる旨を伝えたところ、
大事を見て、服薬内容は変更しないことになりました。

かなり症状が改善したいまは、
服薬の効果を実感する機会がどうしても薄く、
「まだ飲まなければいけないのかな?」
と思うことも多いのですが、実際は、
まだまだお薬に助けられて毎日元気に過ごしているのですね。

ダイエットの機会を失ってしまい、
がっかりしているわたしに、主治医の先生はひと言。

「アルバイトをはじめたら、
ストレスで相当のカロリーを消費します。
自然と体重は減ってきますよ」

これは……うれしいような、こわいような。
やっぱり、体重が減るほど気疲れするんだ……前途多難。

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夢をかなえるちから

Soup_2

あさってから小さく職場復帰するわたしに、
小さな復帰の、その先にある大きな夢を忘れないように
鼓舞してくれる本を1冊。

遠山正道「スープで、いきます」

三菱商事の社員であった著者が、
社内起業で「Soup Stock Tokyo」を立ち上げ、
成功させるまでのストーリーです。
ビジネス書なんて、まるで読んだことのないわたしをも、
ググッと惹きこむ内容でした。

ビジネス力だ収益だ、処世術だとハードなことばかりでなく、
「だって好きだから」「みんなに伝えたい」
というやわらかなきもちが発端でも、
きちんと事業として成立させることはできるってこと。
もちろんそれは並大抵の熱意と努力ではないけれど、
先日の岸朝子さんの例も同じく、
「好きだから」「おもしろいから」を柱に、
立派にしごとをされているかたは、たくさんいるということに、
勇気づけられる一冊です。

そんな「やわらかビジネス」を象徴する
彼の事業計画書(本書内に収録)は、
わたしの今後の黄金のバイブルとなることでしょう。

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小さく復帰します

リハビリとして先々月は習いごとの復活を、
先月は2回の単発しごとを請け、
無事に原稿も入稿したところで、
今月はアルバイトを始めてみることにしました。

主治医の先生に何の事前相談もなしに
採用が決まってしまったので、
今日の診察では先生もちょっと驚いた様子。
「毎日フルタイムの勤務はまだちょっと早いんじゃないかな……?」

新しい職場にお勤めするのは相当疲れると思うので、
自分でも実は心配なのですが、
とりあえず、2週間の試用期間を経て、
続けられるかどうかを見てみることにします。

知らない人たちのあいだで気疲れもあるだろうし、
集中力を1日持続するのは無理かもしれません。
しごとの要領もかなり悪いと思うので、
こちらから断わるまでもなく、
本採用はなしになるかもしれませんけれど……。

負担が大きかった場合には、
早いと1週間でぶり返しの兆候が出るそうです。
具体的には、
睡眠と食事がとれなくなる、
楽しいことが考えられなくなる、
この2点が出ると危険信号だそうです。

まずは2週間後に、主治医の先生に詳細を報告します。
自分に、good luck!

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情熱の炎をかき消さない情熱

Photo 2 3

「もともと金魚鉢のなかにいたわたしが、
ちょっと大きな水槽に飛びこんでみたら、
いつのまにか大きな海原に泳ぎだしていた」

NHKの番組で、料理記者の岸朝子さんが語られたことばです。

3人の子のいる家庭(=金魚鉢)で、
大きなおなかを抱えながら末の子の出産を待つ岸さんが、
「生活の足しに」とはじめた料理記者。
思いもよらぬ世界の広がり(=海原)に、
生活の足しどころか、
職業人生をかけてのめりこむその様は、
リビングでのうのうとコーヒーを啜りながらTVを眺めるわたしに、
「ぐずぐずしないで、はやく行動しなさい!」と訴えてきました。

女性の社会進出も珍しかったであろう当時、
4人のお子さんを育てながら、
勤務のハードな出版業界の職を、
32歳という遅咲きのデビューでスタートし、
そんなハンデがありながら、
「楽しくてしかたない」と数十年も走り続けられたガッツ。

料理書籍の世界で現在では当たり前になっていることが
当たり前でなかった当時、
さまざまな試行錯誤を重ねて自らスタンダードを確立され、
しかも担当書籍が軒並みロングセラーの大ヒットを飛ばす情熱。

通信手段も電話くらいしかなかった当時、
卵料理の本を出版するに当たって、
みずから訪ね歩いて300種類のレシピを集め、
さらには養鶏農家にまで出向いて、
生みたての鶏卵の鮮度を調べるくだりは圧巻でした。

「料理が好きでたまらないから」と
ご本人はさらりとおっしゃっていましたが、
その人並みならぬ「好き」のパワーこそが
なにものをも凌駕するすごさ。

わたしが「趣味は料理です」なんて言っているのとは、
まったく次元の異なる話。

「好き」と言い放つからには、
「好き」のことばに恥じないように、
責任もって「好き」をまっとうすること。
「好き」でい続けるためには、
ありとあらゆる工夫と努力と、
情熱を燃やし続けるエネルギーが必要なこと。

わたしは、この1年でもう半年もの時間を
病気の治療に充ててしまいました。
いえ、もしそうでなくても、
とても岸さんのような、
密度のある過ごしかたをしていたとは思えません。
「好き」なことをあきらめる潔さもないくせに、
すっぽり飛びこんでいく覚悟もできないまま、
もう何年も過ごしています。

今年もあと2ヶ月、
まずは助走からエネルギーを蓄えて、
飛躍できる来年を迎えられるよう、
きちんと作戦を立てなくては、と思いました。

【写真】餃子は、その「おいしい一瞬」のために、
粉をふるい、粉をこね、皮をのばし、餡を包み、
たくさんの時間をかけるわけです。
わたしに必要なのは、そういうことかもしれません。

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