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これぞ、ウツの入門書!

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ウツ病患者なら誰でも知っているのではないかな?
バクハツ的に売れた名著「ツレがうつになりまして。」。

コミカルにやさしく描かれているけれど、
実態はとてもハードだったと思われる、
著者のだんなさまと著者の二人三脚の闘病記です。

かなりつらい局面が続きますが、
辛抱強く、やさしく、明るく、愛を持ってだんなさまと接する
著者のたくましさには、ほんとうに頭が下がります。

さて、同じ病気を患う者としてこの本を読むと、
あちらこちらのディテールで「そうそう、そうなのよ!」と
共感できる部分多々あり、なのですが、
わたし個人としては、リアルに描かれているだけに、
イライラするところも多かったです。
(それだけ鋭く描かれている良著ということです)

自分でもよくわかっているのですが、
ウツ病患者ってとてもセルフィッシュなんです。
ほんとうにもう、自分のことしか見えていない。
自分が存在し続ける、ただそれだけのことに、
こころのエネルギーをめいいっぱい使ってしまうんです。
だからしかたのないことではあるのですが、
周りの人のことまで考えられないんですね。
もちろん、「申し訳ないな」というきもちも確かに存在して、
引き裂かれるような思いでいるわけですが、
だからといって、それを行動で示すこころの余裕がないんです。

わたしと同じく、この本の登場人物も同じ。
周りの家族はさぞかしたいへんだったろうと思うと、
申し訳ないな、自分ってダメなヤツだったな、
と自分と重ねてイライラしてきてしまう。

世の中にはウツ病に関する書籍はたくさんありますが、
この本は病気のことを知らない人ひとでも、
わかりやすく、楽しく読めると思います。

もしも、周囲の理解を得られずに苦しんでいるウツ病患者のひとがいらしたら、
この本をそっと渡してみるのも、いいのではないかと思います。

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コメント

Good design!
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投稿: Justin | 2007年11月21日 (水) 06時16分

>Justin
Tks for leaving a message!
Hope you like my blog☆

投稿: nikita | 2007年11月22日 (木) 00時53分

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