« 「ごめんなさい」の安売り | トップページ | 先生以外は誰も理解しない。家族も、友人も。 »

突然の最終宣告

「では、1ヶ月後に、あと1回だけ診察しておしまいにしましょう。」

今日の診察でいきなりの「最終通告」を受けました。
主治医の先生は、
もうわたしが相当、元気を回復していると見ているようです。
順調にいけば、次回の診察を最後に、通院卒業です。

さて、それを聞いたわたしは、
小躍りして喜んだでしょうか???

長かった通院。治療。
道のりがこんなに遠いものだとは、思っても見ませんでした。
はやく完治が認められて、はやく服薬も卒業して、はやく健常者に戻りたい。

ずっと、そう願ってきたはずなのですが……

診察室でのわたしは、
モヤモヤとした不安とほんの少しの落胆がない交ぜになって、
胸のなかに黒い雨雲がムクムクと広がっていきました。

なぜなら、いままでのわたしの苦しみ、不安、悲しさ……
そういったものをしっかり理解して、きちんと受け止めてくださったのは、
主治医の先生よりほか、いなかったからです。

もっとも、最近の診察では、わたしは毎回、
「変わりありません。元気です。とくに話すこともないです」
などと言って、意味があるのかないのかわからないような診察を、
ものの5分で切り上げる始末でした。

けれど。

定期的に主治医の先生に診てもらえる、話を聞いてもらえる、
という安心感は、わたしにとってとても大きな支えで、
最後に逃げ込める砦のようなものでもあったわけです。

これを予想していたより早く、しかも突然に失うことは、
それほどうれしいことでもないような気がして。複雑です。

自分でも想像していなかったこころの動き。
正直、「まだ甘えていたい」というきもちがあるのかもしれない。
でも、それをおくびにも出さずに、至ってクールに、
主治医の先生にはお別れを告げるのでしょう……わたしって、カワイクナイ!

ところで、今日は2度めの「箱庭療法」を行いました。

迷ったり、考えこんだり、億劫になったりすることもなく、
前回と比べて、1/3ほどの時間でパパッと完成しました。

テーマは「プランテーションを営む南国の幸せな小島」。

前回に引き続き、完成品をパチリ! しようとしたら、
またしてもカメラのバッテリーが切れていた……(涙)

|

« 「ごめんなさい」の安売り | トップページ | 先生以外は誰も理解しない。家族も、友人も。 »

症状をふりかえって」カテゴリの記事

コメント

nikitaさん、こんばんは。やっと通院卒業になりますね♪投薬も終了し、経過もよかったので主治医の先生が判断されたのですね。でも不安な気持ちは分かるような気がします。うつの悲しみや苦しみを理解してくれる人は少ないので、この先理解してくれる専門プロがいないとやっぱり不安ですよね。
自転車で補助輪がとれて走行できるようになるみたいに、もう先生がいなくても、自分のペースや感情と付き合いながらうまく進めるようになっているけれど、まだ慣れてない、みたいな感じでしょうか・・・。(万一ちょっと変かなと思ったら薬なしでも相談できるか一応先生に聞いておくのもいいかもしれないですね。)

投稿: カエル | 2008年6月27日 (金) 20時40分

こんばんは。

いま、わたしは職場(アルバイトですが)で
非常に安定したルーティンワークをこなしていて、
社外に出ることもまったくないのですが、
今日の午後、突然、翌ある会社訪問を命じられました。
わたしにとってはまったくの不測の事態で、しかも急なこと。

それだけで、こころがすっごく動揺してしまって、
心臓が早鐘のように打ち、月曜日がすごくユウウツです。
やっぱり突発事項やストレスにものすごく弱くなっていて、
その点ではいまのわたしは病前とは比べ物にならない状況だと、
ひさしぶりに思い知りました……

こんなんで、闘病を卒業してもいいものか???

この先も、人生にはたくさんの突発事項がありますが、
どうやって乗り越えていこうか、まったく不安です。

そんなわけで、通院を終了してからも、
うつ病に関してのブログは続けていくつもりです。

でも、せめて週末だけは不安を忘れて楽しみたいと思います!

投稿: nikita | 2008年6月27日 (金) 22時59分

nikitaさん、こんばんは。今日の会社訪問どうでした?いきなり負担だと思うお仕事を頼まれると、不安になりますよね。私も心臓バクバクでえええ?って感じになりそうな時、結構あるんです。でも上司や仕事を頼む方に理解があって、なるべく負担にならないように少しずつ慣らしてもらえるといいですね。ゆっくり休んでくださいね。

投稿: カエル | 2008年6月30日 (月) 21時04分

>こんばんは。
心配してくださって、ありがとうございます!!

実はこの数日間、過呼吸とまではいかないものの、
ずっと胸苦しくて調子悪かったのです。
今日の会社訪問、出だしは順調だったのですが、
後半は半ゾンビ状態w
ふらふらの体で帰途に着きました。
そしてやけ喰いして、いまやっと気分が晴れましたwww

わたし、ぜんぜん完治してないじゃんか!!
こんなんだったら、頓服の抗不安薬もらっておけばよかったと、
とても後悔しました……

いままでも何度も、職場にうつ病であることを告白しようか
悩んでいましたが、今日ものどまで出かかりました。
やっぱりカミングアウトしてしまうと、
悪影響のほうが大きいのかな・・・? と思い、踏みとどまりました。

いまは、ビールのおかげで元気です☆

投稿: nikita | 2008年6月30日 (月) 21時43分

こんにちは(^-^)
通院終了の宣告をされた時のnikitaさんの戸惑いが手に取るように分かる気がします。
きっと私もそうなると思うの。
精神科医の先生って、ある意味安心感をもらう場所であり、最後の砦というのも同感です。
それが無くなると思うと、今後何かあったら私はどうしたらいいの?って不安になるんですよね。
でも、本だったかブログだったかで読んだんだけど、うつ病から回復して通院も卒業した人が「先生の顔を見ると安心するから」という理由だけで1ケ月に1回ぐらいは通院を続けていて、その月にあった事を話して帰ったり、世間話をして帰ったりしてるそうです。
それを読んだ時、ああ、その人の気持ち分かるなぁと思ったのです。
だから、nikitaさんの場合、通院の「義務」はなくなったかもしれないですが、通院する事や先生の顔を見ることえ安心感があるならば、通院する「権利」はあるのあから、先生にその旨を話して、今まで通りに通院してもいいんじゃないかと思いますよ。
先生もダメとは言わないでしょうからね。
無理に通院を止めて、不安な気持ちになる事はないでしょうしね。

投稿: キョロ。 | 2008年7月 8日 (火) 16時19分

>キョロさん
こんばんは! 目からウロコのコメント、ありがとうございます!!

そうですよね、ふつうの病気と同じで、
患者側が診察したいのなら、病院、行ってもいいんですよね!
「義務」じゃなくて「権利」って……すごく納得できました。

すてきなアイディアをありがとう!!
さっそく、次回の診察で主治医の先生に申し出てみます。

一気に、きもちが明るくなった気分。ほんとうにうれしいです☆

投稿: nikita | 2008年7月 8日 (火) 22時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451301/21889108

この記事へのトラックバック一覧です: 突然の最終宣告:

« 「ごめんなさい」の安売り | トップページ | 先生以外は誰も理解しない。家族も、友人も。 »